2016年F1第20戦ブラジルGPが12日(土)、インテルラゴス・サーキット(1周4.309km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間22時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップに立った。
●【P3タイム結果】第20戦F1ブラジルGP、タイム差、周回数
金曜日は好天に恵まれ、かなり暑いコンディションとなったインテルラゴスだが、このフリー走行3回目はセッション開始直前に雨が落ち始め、各チームとも雨用ウエットタイヤでインストレーションラップを開始するという展開となった。路面温度も前日よりも20℃以上低くなるという状態となったが、雨脚は強まることなく、軽い霧雨状態であったことから、各ドライバーはすぐにドライタイヤで走行を開始した。
序盤はフェラーリのキミ・ライコネンがトップタイムを刻み、それにチームメートのセバスチャン・ベッテルが続く展開となる。メルセデスAMG勢はソフトタイヤでのロングランを行い、セッション終盤近くまで順位表の下位に名前を連ねる状況が続く。
セッションが残り15分ほどとなったところで、各ドライバーが予選シミュレーションを開始。まず、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが1-2体制を築いてくる。
だが、新品ソフトタイヤセットに交換したロズベルグがコンマ3秒ほどフェルスタッペンのタイムを上回ってトップに立つ。フリー1と2でトップタイムを刻んでいたチームメートのルイス・ハミルトンはコンマ1秒弱ロズベルグに及ばず2番手にとどまった。
その後フェラーリのベッテルとライコネンもレッドブル勢のタイムを上回り、予選前最後のセッションでメルセデスAMGに次ぐポジションを確保した。しかし、トップのロズベルグから6番手のリカルドまではコンマ5秒ほどの差となっており、予選もかなり接戦となることが予想される状況となっている。
フリー走行3回目のトップ10ドライバーは次の通り。
トップは1分11秒740をマークしたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、3番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、7番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、8番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、9番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、10番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。
マクラーレン・ホンダ勢は、アロンソが予選Q3進出の期待が膨らむ10番手に食い込んだ。だが、ジェンソン・バトンのほうはわずか9周の走行にとどまり、18番手でセッションを終えている。
F1ブラジルGP予選は、日本時間13日(日)午前1時から始まる。