フェラーリのキミ・ライコネンが、インテルラゴス・サーキットで開催される2016年F1第20戦ブラジルGP(13日決勝)に向けて、次のように抱負を語った。
■キミ・ライコネン「いいレースが生まれるサーキット」
「インテルラゴスは素晴らしいし、ユニークなところだよ。2007年にはここで素晴らしい思い出ができた。フェラーリに来て最初の年に、難しいシーズンの最後にF1タイトルを勝ち取ったんだ」
「ここでのドライビングはいつもよかったし、偉大なブラジル人ドライバーたちによる多くの歴史と伝統がある。そしてファンもF1にすごく情熱を持っている。ほかのサーキットよりもいいレースとなることが多いタイプのサーキットなんだ。もちろん、レイアウトが大きなカギとなる。ほかのドライバーたちについていくことができるし、長いストレートでは追い抜きのチャンスが生まれるからね」
「ここにはそれほど多くのコーナーはないし、ラップタイムも短いからチーム間の差もかなり接近してくるんだ。いいクルマにするには、ほかのサーキットと同じようなことが必要だ。どこでも強さを発揮するクルマである必要があるからね」
「この1年、僕たちは自分たちのパフォーマンスを改善しようと試み続けてきた。速く走るためにはもっとグリップとパワーが必要だ。すごく簡単に聞こえるかもしれないけれど、残念ながらそうではない。ここまでに多くのことを理解してきた。そして僕はこういう問題を解決できるはずだと信じているよ」
「今年はフェリペ(マッサ/ウィリアムズ)にとって最後のホームレースでもある。僕たちは以前チームメート同士だったし、常にいい関係を保ってきた。彼が満足である限り、それが一番いいことだし、彼の今後の活躍を祈るよ」