ウィリアムズのメインスポンサーであるマルティニが、今週末のF1ブラジルGPで最後のホームグランプリとなるフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)の15年のF1キャリアを祝し、ロゴを『マッサ仕様』に変更することを発表した。
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木曜日、インテルラゴスで粋な計らいが発表された。あの『MARTINI』ロゴが『MASSA』に置き換えられていたのだ。さらに、リアウィングには『OBRIGADO(ありがとう)』というポルトガル語が文字が飾られる。
■フェリペ・マッサ
「僕はいつもグリッド上で見栄えの良いクルマをドライブすると言ってきたけど、これは違うレベルに達した。
ドライバーのためにこんなことをやってくれるスポンサーを今まで見たことがない。本当に名誉だ、ウソじゃないよ。ちょっと感傷的になっている。
マルティニのレースにおける伝統は、彼らはただのスポンサーじゃないことを示した。彼らはこの美しいスポーツのファンであり、真のパートナーだ。
最後の3年間、僕のチームの一員として彼らと過ごせて幸運だったよ」
■シェーン・ホイン バカルディヨーロッパ CMO
マルティニブランドを保有するバカルディヨーロッパのCMOシェーン・ホインは次のようにコメントした。
「フェリペは単なるドライバーではなく、友人だ。マルティニだけではなく、彼のチームメートやグリッド上の他のドライバーの友だ。この機会に、彼の名前の誇りをクルマに貼ることが正しいと考えました。
リアウィングの『OBRIGADO(ありがとう)』は、彼に感謝の気持ちを伝えるだけではなく、フェリペからサンパウロの全てのファンへ感謝の言葉として伝えています」
■マルティニ・レーシングは1968年から
マルティニは、1929年に登録され、世界でも有名なイタリアのロゴの一つだ。1968年にマルティニ・レーシングの創設からモータースポーツとの歴史が始まった。
■フェリペ・マッサ、最終戦で250戦
2014年からウィリアムズの家族の一員となったフェリペ・マッサは、今年9月のF1イタリアGPで引退を発表した。シーズン最後となるF1アブダビGPで、F1参戦250戦を記録する。
.@MassaFelipe19 checking out his special #BrazilGP livery courtesy of @Martini_drinks #ObrigadoMassa #WeAreRacing pic.twitter.com/7fB057QNvT
— WILLIAMS RACING (@WilliamsRacing) 2016年11月10日