フォース・インディアが、セルジオ・ペレスのチームメートを発表した。ニコ・ヒュルケンベルグがルノーに移籍したことにより、トップ10争いができるフォース・インディアのシートが1席空き、その1席をめぐって複数のドライバーがシート争いをしていた。
●大統領選トランプ当選ツイートでスポンサー大失態、激怒したペレスが契約打切りへ 担当者は懺悔の動画
注目されていたそのシートを獲得したのは、今シーズン後半のベルギーGPからF1デビューしたばかりのエステバン・オコン(現マノー)だった。
その才能を高く評価されてきたオコンは、2014年はヨーロッパF3、2015年はGP3のチャンピオンを獲得し、昨年はフォース・インディアでテストドライバーを務めており、メルセデス・ジュニアドライバーとして着実に育ってきた。
■エステバン・オコン
「サハラ・フォース・インディアに加入でき、とてもわくわくしているよ。
昨年、テストドライバーをしていたから、チームのことはすでにとてもよく知っているし、また、みんなとシルバーストーンで働くことを本当に楽しみにしている。
僕はまだF1では比較的新人だけど、マノー・レーシングでシーズンの半分を過ごしたことで貴重な経験を得られた。僕はサハラ・フォース・インディアとのこの新しい機会のための準備はできている感じているよ。
今後数カ月は、僕を待ち受ける挑戦のために僕ができる全ての準備をすることになるから、とても忙しくなるだろうね。ファクトリーでたくさんの日々を過ごすことになるし、シミュレーターで作業し、エンジニアやチーム内の全ての人との関係を築いていくことになる。
それは僕が今まで人生を賭けて取り組んできたことで、僕は、チームが僕に期待する結果を出せるように、両手でこのチャンスをつかむつもりだ。
マノーのみんな、特に僕を信じてサポートしてくれたメルセデス・ベンツに『ありがとう』と言いたい。僕はF1で初めてのフルシーズンとなる2017年が待ち切れないよ」
■ビジェイ・マリヤ チーム代表兼マネージングディレクター
「メルセデス・ジュニアの実績が証明しているように、彼は抜群の才能を持っている。昨年のテストで彼をクルマで走らせたところ、彼のパフォーマンスはセルジオと一緒にレースをする能力以上のものがあると確信させてくれた。
サハラ・フォース・インディアは若手で有能なドライバーに投資する伝統があり、エステバンがやってくれば、チーム内の誰もが新鮮なエネルギーとモチベーションを得られるだろう」