11月6日(日)中国の上海国際サーキットで、FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦上海6時間レースの決勝が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが2位、3位表彰台を獲得した。
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■TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
決勝: 3位、195周、ピットストップ6回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分46秒791)
■中嶋一貴「チームのおかげで再び表彰台に」
「#5号車のチームスタッフ全員にとっても本当に嬉しい結果です。今年多くの不運に見舞われながらも、チーム全員が努力を続けてくれたおかげで再び表彰台に上ることが出来ました。これが、幸運への転機になってくれることを望みます。
自分自身としては厳しいレースでしたが、チームメイトが素晴らしいドライビングを見せてくれましたし、ポルシェ#2号車の前でフィニッシュ出来たことで、#6号車の助けが出来たのも良かったと思っています」
■アンソニー・デビッドソン「2015年シルバーストーン以来の表彰台。長かった」
「ここまで運に恵まれない内容が続いてきただけに、表彰台に戻ることが出来て本当に嬉しいです。もちろんもっと上のポジションを望んでいましたが、3位は悪くありません。
レースはコース上の混雑や路面に散らばったタイヤのカスで大変でした。本日の展開の中で我々の目標はポルシェ#2号車の前でフィニッシュすることで、それが達成出来て良かったです。
我々にとっては2015年のシルバーストーン以来の表彰台で長い時間がかかりましたが、2台揃って表彰台に乗れたのは素晴らしいことです」
■セバスチャン・ブエミ「本当に厳しいシーズンだっただけに本当に嬉しい」
「我々#5号車にとっては本当に厳しいシーズンでしたが、それだけに表彰台に乗れた喜びはひとしおです。我々は今日の決勝レースで高い競争力を発揮することが出来、ペースで及ばなかったのはポルシェ#1号車だけでした。
#5号車を表彰台に戻すために厳しい仕事を続けてくれたチームに感謝します。本当に嬉しいです。最終戦のバーレーンでも表彰台を目指します。次のレースを迎えるのが楽しみです」