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【WEC】トヨタ、富士“凱旋”勝利の勢いで上海でも表彰台獲得へ

2016年11月01日(火)5:29 am

2016年のFIA世界耐久選手権(WEC)も残り2戦。TOYOTA GAZOO Racingは11月6日(日)に中国・上海インターナショナル・サーキットで開催されるWEC第8戦上海6時間レースへ、富士からの2連勝達成に挑む。

●【WEC】小林可夢偉「タイトル争いへ多くのポイントを獲得したい」/6号車コメント

■富士で優勝

前戦、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID #6号車がトヨタのホームコースである富士スピードウェイで勝利を挙げ、小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名はドライバーズ選手権でも2位へと躍進した。

■逆転タイトル獲得を狙う6号車

#6号車の3名は、ドライバーズ選手権ランキングで8月の第4戦ニュルブルクリンク終了時点の首位との差をここまでで21ポイント縮め、23ポイント差で追っている。今季の残り2戦で最大52ポイントを獲得することが出来、逆転タイトル獲得へ向け、最後の2戦に全力で挑む。

中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミのTS050 HYBRID #5号車は、今季これまで様々な不運に見舞われてきたが、前戦富士では僅差の4位完走を果たしており、上海ではシーズン初の表彰台を目指す。

このレースも前戦同様の接近戦となることが予想される。直近の2レースでは、LM P1-Hで参戦の3社による三つ巴のトップ争いが繰り広げられ、6時間に渡る激闘の末に、トップ3が30秒以内の僅差でフィニッシュするという厳しい戦いとなっている。

■過去、上海で優勝含む4回の表彰台

トヨタは1周5.451kmの上海インターナショナル・サーキットで、2012年と2014年の優勝を含む4回の表彰台という好結果を残している。

市街中心部から40km程離れて位置する上海サーキットは2004年に開設され、新たにWECが開催された2012年からシリーズの1戦に組み入れられている。それ以前にも、中国では2010年と2011年、広東省の珠海インターナショナル・サーキットでアジアン・ル・マン・シリーズの耐久レースが行われていた。

■佐藤俊男 TOYOTA GAZOO Racingチーム代表

「前戦、ホームとなる富士スピードウェイでは表彰台の頂点に戻ることが出来、大変嬉しく思います。この勢いを維持し、表彰台内での戦いを続けながら良い結果でシーズンを終えられるように全力を尽くします。

現在のWECの競争レベルは驚くほど拮抗しており、特にここ数戦は、最後までスプリントレースのような戦いが続き、LM P1-Hの3社の車両が6時間に渡って終始、僅差の接戦を繰り広げました。それだけに、我々が目標を達成するためには、常に最大のパフォーマンスを発揮し続けなくてはなりません。週末の上海での戦いもとても楽しみです」

■TOYOTA GAZOO Racingの上海6時間レースでの戦績
2012年 #7:予選1番手、決勝1位
2013年 #7:予選1番手、決勝2位 #8:予選3番手、決勝リタイア
2014年 #7:予選4番手、決勝2位 #8:予選2番手、決勝1位
2015年 #1:予選5番手、決勝6位 #2:予選6番手、決勝5位

●【WEC】中嶋一貴「上海の目標はもちろん優勝」/5号車コメント

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