トロロッソが来季も現在のドライバーラインアップを継続すると発表し、シート喪失のうわさもあったダニール・クビアトの残留が明らかになった。
22歳のクビアトは、開幕戦をレッドブルで迎えながら、シーズン途中にトロロッソに降格になった。F1アメリカGP(23日決勝)で正式な発表がされ、心が軽くなったと話している。
「F1では何ひとつ確かなことはないからね」
「影響した要素はたくさんある。でも、自分がいい仕事をすればレッドブルは僕を残すはずだと分かっていた。それを僕は夏休み以降にやってきたんだ」
■クビアトの力を信じているとホーナー
クビアトを残した理由について、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように話している。
「われわれは彼の力を信じている」
「外から見ると彼はタフなロシア人に見えるが、実は繊細な男だ。トロロッソへの復帰が示した通りだよ。しかし、ここ数戦は、以前のクビアトに順調に戻りつつあることを示していた」
今回の発表は、レッドブルの控えドライバーであるピエール・ガスリーにとっては痛手となった。ホーナーは、さらに若い世代に目を向けていると話す。
「われわれは13、14歳に目を向けている。なぜなら、ほかには(有望な若手が)あまりいないからだ」