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来年のテスト開催地が決着、対立の裏には新技術テストの都合が?

2016年10月22日(土)21:01 pm

来季のシーズン前テストをバーレーンで開催する案は、結局、見送られることが決まった。

元々、2回のシーズン前テストはスペインのバルセロナで行われる計画だった。しかし、タイヤを供給するピレリは、少なくとも1回は、雨の可能性が低く温暖なバーレーンで開催することを求めていた。

これをメルセデスAMGも支持していたが、レッドブルはコスト増加を理由に反対。ヨーロッパ以外でのテスト開催には全チームの合意が必要だった。

■エクレストンとチームの話し合いで決着

F1アメリカGP(23日決勝)初日にF1最高責任者のバーニー・エクレストンと全チームが話し合い、当初の計画通り、シーズン前テストは2回ともバルセロナで行うことが決まった。

しかし、妥協策として、シーズン中に行う最初のテストはバーレーンで行う予定になったという。

「常識が勝ってよかったよ」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは話している。

■新車のテストに最適な場所を推した?

テスト開催地を巡る攻防は、単にコストだけの問題ではないようだと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。

うわさでは、レッドブルは2017年にホイールベースが非常に長いマシンを開発しており、そのテストにはバルセロナのコースレイアウトが最も理想的だった。一方、メルセデスAMGがバーレーンを推していたのは、特殊な新冷却システムを暑い場所で試したかったからだというのだ。

フォース・インディアの副チーム代表ボブ・ファーンリーは、次のように話している。

「冬季テストが何のためにあるか忘れている人が多い」

「大事なのはタイヤではない。新車だよ」

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