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マノーのシート獲得を狙うチーム会長の息子

2016年10月19日(水)16:43 pm

現在マノーの開発担当ドライバーを務めているジョーダン・キングも2017年のF1デビューを視野に入れているようだ。

■強力な支援者を持つキング、アメリカGP金曜フリー走行に出走

22歳のキングは、今年はF1直下の下位シリーズであるGP2に参戦中で、現時点でのランキングは5番手だ。

そして、そのキングが今週末にオースティンで行われるF1アメリカGP(23日決勝)の金曜フリー走行1回目に出走することになっている。

キングの父親は、以前イギリスの大手スーパーマーケットチェーンであるセインズベリーズの経営責任者を務めていたジャスティン・キングであり、現在はマノーの会長を務めている。2014年に経営破たんに陥ったマルシャに救済の手を差し伸べた人物たちのひとりだ。

■自分の存在を示したい

しかし、富と権力を持つ父親という強いバックがあるとはいえ、キングとしては自分にF1昇格にふさわしい実力があることを示す必要がある。

そして、今週末のアメリカでの金曜フリー走行出走がそのためにも大きい意味を持つことになるのはキングもよく分かっているようだ。

「今週末、僕はできる限り強く印象づけたいと思っている」

そう語ったキングは、次のように付け加えた。

「来年のことはまだ決めていないんだ。F1チームで走ることを目指すつもりだよ。まだ先は長いし、このスポーツではいろんなことが起きるだろうからね」

■ウェーレインとオコンの動向によってはチャンスも?

実際のところ、マノーの来季のドライバーラインアップが確定するのはもう少し先のことになりそうだ。現在マノーのドライバーを務めているパスカル・ウェーレインにはニコ・ヒュルケンベルグが抜けるフォース・インディアのシートを狙っていると言われており、チームメートのエステバン・オコンもルノーへの移籍がうわさされている。

こうした背景を受け、2017年にマノーからF1デビューを飾るチャンスがあると考えているかと質問されたキングは次のように答えている。

「2018年まで待つことだってできるけど、2017年に向けてまだ何かが起きる可能性もある。だから、たった今その質問に答えるのは難しいな」

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