三菱自動車も「ゴーン流」へ ルノー・日産はダイムラーとの協業も深化

2016年10月19日(水)16:24 pm

日産のカルロス・ゴーン社長が、三菱自動車の会長を兼務することが分かった。そのゴーン社長は、先月末のパリ国際モーターショーでダイムラーとの協業を深化させると発表したばかり。「ゴーン流」は各社と幅広い協業を進め、規模拡大へと邁進する。

■ダイムラーとの協業を深化

9月30日、パリ国際モーターショーの記者会見でルノー・日産アライアンスとダイムラーが戦略的協力関係の開始から7年目を迎え、車両、エンジン、相互供給での協力を深化させると発表。

■ルノー・日産アライアンスのゴーンCEO兼会長

「開発や生産コストを共有することで、先進技術や機能を搭載したより魅力的な商品を手頃な価格で提供することが出来るようになった」。

■ダイムラー取締役会長兼メルセデス・ベンツ・カーズ会長のディーター・ツェッチェ

「7年間、大陸をまたぎ幅広くパートナーシップを築いてきた。最高のアイデアは、パリ、シュトゥットガルト、横浜のそれぞれから生まれ、プロジェクトを推進しており、両社の協業は、今後も大きな可能性を秘めている」。

■世界的に、全領域(車両、エンジン、相互供給)において協業

すでに、新型「スマート」シリーズとルノー「トゥインゴ」はダイムラーとルノー・日産アライアンスの共同プラットフォームをもとに開発。

パリ国際モーターショーでは、「スマート」のEVモデルを初公開し、搭載する新型モーターは、ルノーのクレオン工場で生産。バッテリーはドイツのダイムラー子会社Deutsche ACCUmotive(ドイチェ・アキュモーティブ)社が生産する。

さらに10億ドルを共同出資してメキシコに新工場建設に着工し、2017年よりインフィニティの次世代プレミアムコンパクトカーを、2018年にはメルセデス・ベンツの車両生産を予定。

他にもメルセデス・ベンツ初となるピックアップトラックの共同開発や、米国テネシー州にある日産のデカード工場では、日産とダイムラーのエンジン生産を開始した。

2010年4月に、ダイムラーとルノー・日産アライアンスが協業を開始した当初は、主に欧州地域における3つのプロジェクトに限られていたが、現在の協業は、欧州、アジア、米州地域で、全ての領域(商品、エンジン、相互供給)へと拡大している。

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