マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される2016年F1第18戦アメリカGP(23日決勝)への意気込みを次のように語った。
【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「昨年はパンクしたけどドライブしていて満足感があった」
■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ/レーシングディレクター)
「鈴鹿では期待していたような結果を残すことができなかったのは秘密でも何でもない。オースティンで同じことを繰り返さないよう、日本から戻ってきてずっと的確な対応策を見つけるために懸命に取り組んできている。サーキット・オブ・ジ・アメリカズはその構成によって、かなり異なる難しさがある。あそこではもっと改善されたパフォーマンスを発揮できるよう期待しているよ」
「だが、我々は自己満足に陥ってはならないし、これからも懸命に戦い続けていく必要がある。我々はここまでずっと自分たちのパッケージをベストなものとし、その強さを引き出すことに取り組んできた。そしてこれからシーズン最後の連戦に向かうことになる」
「さまざまなことが要求されるこのサーキットでは、微妙な妥協点を見いだす必要がある。高速コーナー、低速コーナー、長いストレートなどがあるから、自分たちのパフォーマンスを最大限に発揮するためにはそこがカギになってくるんだ。金曜日にサーキット走行を開始するのと同時に、我々は適正なバランスとセットアップをつかむために懸命に取り組むつもりだよ。最初のほうのセッションは常に予想がつけにくいものなんだ。1日中ずっと変化し続ける温度にクルマを合わせていくことになるし、秋の天候によってドライコンディションでの走行がまったくできないというようなことだってあるからね」
「マクラーレン・ホンダの誰もが、アメリカGPのためにオースティンに戻ってこられるのを非常に喜んでいる。急速に伝統的サーキットになりつつあるし、雰囲気も素晴らしい。週末を通じてファンがレースを愛していることがよく分かるんだ。オースティンの人たちからは常に温かい歓迎を受けるし、アメリカは毎年レースを開催する我々にとって非常に重要な市場だ。今年も観客のためにまたさらに素晴らしいレースを行うことができるよう期待しているし、ファンに何か誇ることができるようなものを提供したいと思っている」