レッドブルの育成ドライバーであるピエール・ガスリーが、まだ2017年にF1デビューするという希望は捨てていないと語った。
■クビアトとの入れ替えがうわさされたガスリー
今シーズン序盤にダニール・クビアトがレッドブルからトロロッソへと降格されたが、そのショックの影響か、クビアトはトロロッソに移籍してからしばらく不振が続いていた。
その時期には、クビアトが今季限りでレッドブルとの契約を失い、2017年には期待の新星である20歳のガスリーがトロロッソのシートを獲得するのではないかとうわさされていた。
だが、シーズンが後半に入るとクビアトが再び調子を上げてきており、来季もトロロッソに残留する可能性が高まってきていると言われている。一方で、今年のGP2チャンピオン候補だと言われていたガスリーの方は浮き沈みの多いシーズンを送っており、現時点ではランキング2位となっており、今季のタイトルを獲得できるかどうかはまだ分からない状況だ。
■来季以降についてはこれから話し合う
ガスリーは母国フランスの『FranceF1(フランスF1)』に次のように語った。
「F1に行くにはGP2のタイトルが必要だなどと言われたことは一度もないよ。だけど、それをずっと目標にしているけれどね」
「さしあたって、今シーズンをどういう形で終えられるか様子を見ることになるよ」
「まだどうなるかなんて分からないよ。ヘルムート・マルコ(レッドブル/ドライバー育成責任者)やレッドブルと話をして、何が僕の将来にとって最善なのかを考えることになる」
現在のレッドブルとの契約はどうなっているのかと尋ねられたガスリーは、次のように説明している。
「僕とレッドブルの契約はまだあと何年も続くよ。今シーズン末で終わるというようなことはないんだ」