16日(日)、パラリンピックで金メダル2個、銀メダル1個という成果を残したアレックス・ザナルディが、レース復帰戦となったイタリアGT選手権の最終レース、ムジェロ・サーキットでBMW M6 GT3をドライブし、優勝した。
BMWアンバサダーのザナルディは、BMWチームイタリアのROALモータースポーツのドライバーとして参戦。BMWが特別にモディファイしたBMW M6 GT3をドライブした。
■土曜日は6位フィニッシュ
ザナルディは、土曜日のレースを6位でフィニッシュ。
日曜日の予選は3番グリッドを獲得していたが、予選2位のライバルがアクシデントによるダメージが大きく欠場、ザナルディはフロントローからスタートした。オープニングラップは3位だったが、ピットストップでトップへ出ると、数秒のギャップを開けたままトップでフィニッシュした。
「この感じを表現する言葉が見つからない」
「今日ほど美しい日を見たことがない。何という日だ。何という一年だ。」
「リオ・デ・ジャネイロの美しい瞬間を楽しみ、たった今、この美しいクルマに飛び乗れるなんて素晴らしい」
「でもレースで勝つのは別ものだ。スタートは望んでいたようなものではなかったが、素晴らしいクルマがあったんだ」
「だから、私の前を走行しているドライバーがピットインして、すぐに良いラップを出すことができるかが問題だと分かっていた。私はそれをやれたよ」
「私がサーキットに戻ったとき、とても快適なリードを築いているのがわかったし、私の後ろのドライバーを引き離してポジションをキープするスピードがあったし、優勝で終えられた。信じられなかったよ」
「素晴らしい努力で、この美しいBMW M6 GT3を準備してくれたミュンヘンのみんな、BMWイタリアとROALモータースポーツに感謝します」