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【引退】マーク・ウェバー40歳「衰える前に引退するつもりだった」

2016年10月15日(土)5:50 am

ポルシェのLMP1 ワークスドライバーであるマーク・ウェバーは、FIA世界耐久選手権(WEC)の2016年シーズン終了と同時にプロフェッショナル・レーシングドライバーを引退し、ポルシェの特別アドバイザーとなる。

11月19日に行われるバーレーン6時間がオーストラリア出身の現役世界チャンピオンにとってワークスドライバーとして最後の仕事になる。

■ポルシェの特別アドバイザーに就任

F1グランプリで9回の優勝経験を持つウェバーには次なるキャリアが待ち受けている。40歳になるマーク・ウェバーは、彼自身のモータースポーツにおける豊富な経験を生かすために、国際モータースポーツイベントにおけるコンサルタントとして、ポルシェに貢献することになった。

この活動には、世界中にいる数多くの将来のプロフェッショナルドライバーの新しい才能を探し、トレーニングすることも含まれています。ウェバーは伝説的ラリードライバーであるヴァルター・レアル(69)とともにポルシェで二人目の特別アドバイザーとなる。この両名はともにモータースポーツで多大な成功を収めており、ポルシェとの強い信頼関係を築いている。

■ポルシェAG社長、オリバー・ブルーメ

「マーク・ウェバーはスポーツマンシップ、耐久力、率直さ、成功へ向けての集中力などポルシェを代表するに相応しいものをすべて兼ね備えています。彼は常に人の話に耳を傾けて熟考する成熟した大人です。マークのWECにおける素晴らしいパフォーマンスに感謝すると同時に、ポルシェが彼との密接な関係を今後も続けられることを嬉しく思います」

■LMP1担当副社長、フリッツ・エッツィンガー

「すでにLMP1プログラムの重要な開発段階においてマークは経験をフルに生かして我々チームの強化に貢献し、一員として溶け込んでいます。ドライバーとしても彼は実にフェアな精神の持ち主であり、サイド・バイ・サイドのバトルでも一切臆することはありません」

「その一方で戦略をよく理解し、チームの利益を優先してくれました。この絶妙なバランスが耐久レースドライバーとして貴重な存在でした。ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレーとともに2015年のドライバー選手権を獲得したことは、その意味で当然の帰結だったといえるでしょう。彼のパフォーマンスによって、私達は2016年もマニュファクチュアラー/ドライバーいずれの選手権を獲得したいと考えています」

■現時点でもポルシェは選手権トップ

現時点でポルシェチームは両選手権においてトップの地位にいる。マニュファクチュアラー選手権では238ポイントでトップ(2位アウディ=185、3位トヨタ=137ポイント)。ロメイン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組はアウディのリーダーチームを37.5ポイント上回っている。残りのレースは富士を含め3戦だ。

■マーク・ウェバー「衰える前に引退するつもりだった」

「僕は居るべきところに到達したんだ」

「ポルシェは常に僕が最も愛するブランドであり、僕自身にも馴染んでいる。エレガントでありながらパフォーマンスに優れ、しかも控えめとも言える911はまさに生きる伝統だ」

「本物のハイスピードやダウンフォース、そしてバトルの世界から離れることを寂しく思うけど、衰える前に現役を去るつもりでいたし、次に控えている新しい任務を楽しみにしているよ」

マーク・ウェバーはプロフェッショナルドライバーから引退する必要性はまったくなかった。彼のラップタイムは今もトップクラスにあり、その経験は他に得難いものでチームメイトとも非常に良好な関係を築いている。ウェバーはF1で成功を収めた後も何をすべきか知っていた。

「F1からLMP1への挑戦はまったく新しい経験だったけど、それは僕にとってちょうど良いタイミングでもあった。ティモやブレンドンと1台のクルマをシェアすることによって特別なものが生まれるプロセスは忘れがたいものだ。バーレーンで最後に919ハイブリッドに乗り込むときには複雑な感情になるかもしれないけど、今はただ残るレースのすべての瞬間を心から楽しもうと考えているよ」

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