F1日本GP木曜日の記者会見で、フェルナンド・アロンソがこれまで在籍したルノーやフェラーリと、ホンダとの比較についての質問に回答した。
質問:フェルナンド、2つ質問させてください。まず、ホンダの哲学とエンジニアリング能力についてどう思いますか? 2つ目は、ルノーやフェラーリと働くことに比べてホンダと働く難しさはなんですか?
■フェルナンド・アロンソ「ホンダの哲学は日本文化そのもの」
「ホンダと働き始めた初日から、非常に興味深い発見をしたんだ。哲学とアプローチは、彼らは原則的にレースをしなければならないし、生活の一部なんだと思う」
「興味深いのは、僕は日本の文化や日本の伝統が大ファンだけど、ホンダはそれらをレースの哲学にも置き換えているんだ」
「彼らは時にはスポーツマンやファンとして、僕たちのためにプログラムを遂行してきた」
■日本人だけで日本製という使命感
「時々、僕たちは今すぐすべてを、または明日すべてを実行したいと思うからイライラするけど、F1では魔法の解決策はないんだ。すべてはある程度の時間が必要だけど、そうだね、彼らは最大限の力を尽くして仕事をしているよ」
「僕が言ったように、彼らはすべてメイド・イン・ジャパンで、日本人だけでやっていて、それは彼らのミッション(使命)なんだ。だから、初日からこのプロジェクトの一員だと感じられてものすごく嬉しいんだ」
■文化の違いを学ぶ
「現在、少しずつ結果が出てきているけど、彼らのモチベーションは少しずつ高まっていて、デザインと進歩の面で、よりクリエイティブになっている。だから他の大手メーカーや大きな自動車メーカーと比べて、それだけで幸せだと思うよ」
「彼らの規律、働き方、忠誠心についてもそうだ。チーム内のすべてのエンジニアは、大学を出てからホンダのために働いていて、彼らの人生そのものだ。彼らは大学に入学して、ホンダを選んで、彼らの人生のすべてがホンダなんだ」
「僕たちの文化とは全く違うけど、僕は多くのことを学んでいるよ」