9月25日(日)、2016年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第6戦スポーツランドSUGOの決勝レースが行なわれ、関口 雄飛(イトウチュウ エネクス チーム インパル)が、デビューシーズンながら、今季2度目のポール・トゥ・ウィンを果たした。
●【SF】優勝した関口雄飛「終わったと思ったが・・・あきらめず必死でプッシュ」
■2位:中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)のコメント
「ここ数年間、ずーっとなかなかうまくいかず、とくにこのクルマ(SF14)になってからは、ずっとうまくいかない中で、チームと一緒になって一生懸命がんばって、今年はテストから調子が良かったし、速さはずっとありました。でも展開的に恵まれない部分もあり、なかなかクルマの出来のわりにポイントが取れないという苦しい状態でした。今回は力を出し切り、Q3でも戦い、まだトップには届かなかったのですが、予選でも4番手を取れて、がんばりが結果に表われたと思うので、すごくうれしく思います」
【中嶋:まったく歯が立たなかった。本当に悔しい】
「決勝のペースも今までに比べるとかなり良くなっていて、トップグループで戦えるようになっていて、今日は実力で表彰台は獲れたと思うし、チームとして喜ぶべきことだと思います。ただ、先に関口選手もおっしゃっていましたが、セーフティカーが入った瞬間に、(自分としては)展開としてはものすごい恵まれて、“今日、勝たないで、いつ勝つんだ”、というくらいの気持ちで、セーフティカー明けに一生懸命プッシュしたんですが、まったく歯が立たなかったです。なので、ドライバーとしては、本当に悔しいです。勝たなきゃいけなかったレースだったのに、力が足りず、勝てませんでした」
「これまで取りこぼしのあるレースが続き、チャンピオンシップどころか、ビリになるんじゃないかというところでやってきていました。最終戦の鈴鹿では、優勝目指し、できるだけたくさんのポイントを獲りたいと思います」
■3位:野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のコメント
「今季初表彰台ということで、ようやくレース中、何事もなくというか大きなトラブルなく最後まで走り切れたという意味でも、表彰台っていうのは喜ぶべきところなのかもしれませんが、昨日の予選では0.1秒という小さい差だったはずが、決勝になると、毎周1秒ずつ違うんじゃないかというペースで関口選手は走っていたので、ドライバーとして悔しさしかないです」
【野尻:ストフェル・バンドーンと切磋琢磨】
「今年の僕のチームメイト(ストフェル・バンドーン)はすごく速くて切磋琢磨できて、彼のいいところを盗みつつ、予選でもいいパフォーマンスが出せてるかなと思っているのですが、まだまだ速い人はたくさんいるし、もっと色んなことをチームメイトからだけじゃなく、他の人からも盗んで、もっと速くて強いドライバーになりたい、そう思ったレースでした」
「チャンピオンシップは実質関係ないですが、最終戦の鈴鹿では、獲れるだけポイントを獲る、というか、タイトル争いの中に入って面白くさせたいなと思います。荒らします(笑)!」
次戦は早くも最終戦。10月29日(土)、30日(日)開催の第7戦 鈴鹿サーキットでチャンピオンが決まる。