レッドブルのダニエル・リカルドが、先週末に行われたF1シンガポールGP(第15戦)が今季優勝できる最後のチャンスだったと認めた。
●【レース結果】F1第15戦シンガポールGP、タイム差、周、ピット回数
■シンガポールではあと一歩だった
今季の第6戦モナコGPでは予選でポールポジションを獲得したリカルドだったが、決勝ではチームのピット作業ミスでルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)にトップの座を奪われてしまい、優勝のチャンスを逃してしまっていた。
モナコと同じ市街地サーキットで行われたシンガポールGPでも予選2番手を確保したリカルドは、レース終盤にトップを走るニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)に詰め寄るものの、わずかにコンマ5秒の差でロズベルグが先にチェッカーフラッグを受けていた。
リカルドはフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「今年、わずかの差で優勝を逃したのはこれが初めてじゃないよ」
「僕たちは接近していたし、いくら失望してもし過ぎることはないよ」
「先週末はメルセデスAMGに肉薄していたと思う。最後に戦略的な動きをしたんだけど、あと一息のところで逃してしまった。だけど楽しかったよ」
■このあとは雨頼み
リカルドは、まだ今季の戦いをあきらめるつもりはないものの、実際にはシンガポールがレッドブルにとって優勝を狙える最後のチャンスだったのは確かだと次のように続けた。
「僕は2016年のことだけを考えているし、シーズンを終えるまでには優勝したいと思っている」
「ドライコンディションでは、あれ(シンガポールGP)がおそらく僕たちにとって最後のチャンスだっただろうね」
そう語ったリカルドは、次のように付け加えた。
「だけど、もしいいときに雨が降れば、まだうまくやれるチャンスはあると思うよ」