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21世紀FOX副会長でF1新会長キャリー、シンガポールGPで挨拶回り「F1は初体験」

2016年09月18日(日)18:36 pm

F1を運営するフォーミュラ・ワン・グループの新会長となるチェイス・キャリーがF1シンガポールGP(18日決勝)でチーム代表らと面会した。

F1の筆頭株主だったCVCキャピタルパートナーズは、保有するF1株式をアメリカのリバティ・メディアに売却することで合意している。

21世紀FOXの副会長でもあるキャリーは、「リバティ・メディアの話はもういい。これからはF1だ」とドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙に話している。

■F1初体験のキャリー

高層ビル群の中を駆け抜けるナイトレースを見たキャリーは、「ここにいられて信じられないほど胸が躍っているよ。F1は初体験なのでね」と話した。

メルセデスAMGビジネス部門エグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフは、キャリーとの面会について『Speedweek(スピードウィーク)』にこう話している。

「彼はアメリカから豊富な経験を持ってきている。われわれのスポーツに大きな関心を寄せていることが感じられるし、“これからたくさん質問する”と言っていた」

「それが気に入ったよ。正しい態度だ」

■消えないエクレストン辞任のうわさ

『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』によると、F1最高責任者バーニー・エクレストンは16日(金)はキャリーと行動を共にしていたが、17日(土)にキャリーが各チームを訪れた際は姿がなかったという。

エクレストンは引き続きフォーミュラ・ワン・グループのCEOを続けることになっているが、辞任するのではないかといううわさが再燃している。

元FIA(国際自動車連盟)会長のマックス・モズレーは、新オーナーとエクレストンが対立する可能性もあると話していた。

モズレーのコメントについて、エクレストンは次のように話している。

「マックスは私を非常によく知っている」

「万が一、私が正しいと思わない方向に進んだ場合――私が間違っているかもしれないが――その場合は、間違いなく私が消えることになるだろう」

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