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【WEC】トヨタ、テキサス初日から1秒以内の接戦/第6戦COTA6時間

2016年09月17日(土)1:25 am

テキサス州オースティンの近郊に位置するCOTA(Circuit of The Americas)で幕を開けたFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦COTA6時間レース。

●【WEC】小林可夢偉「上位とは僅差、期待できる」トヨタ6号車はバランスの確保が課題/第6戦COTA6時間

初日は1時間半ずつの2回の公式練習走行が行われ、TS050 HYBRID #5号車が1分48秒134のタイムで5番手、#6号車は1分49秒369で6番手だった。#5号車のタイムはトップタイムを記録したアウディ#8号車から0秒899遅れだった。

■TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
公式練習第1回目: 6番手 (1分49秒709), 29周
公式練習第2回目: 5番手 (1分48秒134), 41周

■TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習第1回目: 5番手 (1分49秒361), 35周
公式練習第2回目: 6番手 (1分49秒369), 38周

■A.デビッドソン、肋骨の負傷から復帰

肋骨の負傷で第5戦メキシコ6時間レースを欠場したアンソニー・デビッドソンは、このCOTA 6時間レースから戦線に復帰した。本日の公式練習1回目を走行した後、まったく体調に問題がないことを確認したデビッドソンは、明日からの2日間をフル参戦することになる。

■超ハイダウンフォースの空力、足下のセットアップに注力

COTAのコースは1周5.513km。コーナーの多いコースの特徴からTS050 HYBRIDはニュルブルクリンク、メキシコ同様に超ハイダウンフォースの空力仕様で走行した。しかし、前2戦のコースとは特性が全く異なるCOTAを攻めるには様々な調整が必要とされ、空力はもとよりサスペンション・セットアップや合計1,000馬力にも達するエンジン+ハイブリッドのパワートレーンに対しても最適調整が求められる。

■課題は熱対策

オースティンの最大の課題は日中34℃にも上昇する気温。冷却系の見直し、タイヤの性能と耐久性のチェック、更には狭いコクピットに閉じ込められるドライバーの冷却などが公式練習走行中に検討された。午後8時、すっかり闇の落ちた中で行われた公式練習2回目も思ったほど気温は下がらず、日中の公式練習1回目に引き続いて熱対策が検討事項の中心になった。

午後9時半、公式練習2回目が終わって初日が終了したが、TS050 HYBRIDの2台は合計143ラップ、788kmを走破、貴重なデータを取得した。

明日、金曜日(9月16日)は現地時間、午前10時30分(日本時間17日午前0時30分)から1時間の公式練習3回目が行われ、午後6時15分(17日午前8時15分)から20分間の予定で公式予選が行われる。TOYOTA GAZOO Racingの2台は予選の重要性を認識しながらも、目標は土曜日に行われる決勝レースでの安定した速さを目指す。明日の公式予選も決勝レースに向けての戦いになる。

●【WEC】小林可夢偉「上位とは僅差、期待できる」トヨタ6号車はバランスの確保が課題/第6戦COTA6時間
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