ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、決勝レースのスタート失敗で2016年タイトルを失う可能性もあると懸念している。
2ポイント差でランキングトップを守っているハミルトンだが、今年はスタートで失敗し、順位を落とすことが多かった。
F1シンガポールGP(18日決勝)を前に、ハミルトンは次のように語っている。
「僕のシーズンを評価するなら、スタートのせいでチャンピオンを失う可能性もあると言えるね」
「ポールポジションをたくさん獲得していることを考えても、僕はスタートでレースを失っているんだ」
■ルール変更に足を引っ張られているハミルトン
昨年までスタートは2つのクラッチペダルを使って機械的に行われる部分が多かったが、今年からルールが変更され、ドライバーの感覚によるところが増えている。
第14戦イタリアGPでもスタートで出遅れたハミルトンだが、メカニカル上の問題ではなく、クラッチ操作の難しさによるものだとチーム関係者は話している。
「クラッチの不安定さがなくなってほしいかって? 当然だよ。でも、すぐには変わりそうにない」とハミルトンは話す。
一方、タイトル争いのライバルであるチームメートのニコ・ロズベルグは、シンガポールGPでF1出走200戦目を迎えた。
ロズベルグに祝福の言葉はあるかと聞かれたハミルトンは、「いや、別にない」と答えている。