ロマン・グロージャン(ハース)は、F1にアメリカのオーナーが誕生したことを歓迎しているようだ。
すでに報じられている通り、このほどアメリカのリバティ・メディアがこれまでF1の筆頭株主であったCVCから株式を買収し、新たなF1オーナーとなることが決まっている。
2009年にルノーでF1デビューを飾り、2012から2015年まではロータスと、これまでイギリスのエンストンに本拠を置くチーム一筋でF1キャリアを形成してきていたグロージャンだが、今年はF1に新規参戦を開始したアメリカンチームのハースに移籍。ここまで1人で28ポイントを稼ぎ出し、ドライバーズランキングは13番手につけている。
そのグロージャンは、「アメリカ流のやり方」が入ってくるのはF1にとっていいことだとシンガポールの『Straits Times(ストレーツ・タイムス)』に次のように語った。
「スーパーボウル(NFLの優勝決定戦)やNASCARを見れば、どうすればいいショーを行えるかということをアメリカは分かっているよ」
「非常に大きな国だし、市場も大きい。昨年のオースティンでのグランプリ(アメリカGP)でも人々は熱狂的だったし、彼らはこのスポーツを愛していた」
そう語ったグロージャンは、できればアメリカでもっとF1レースが増えればいいと考えていると次のように付け加えている。
「アメリカで2つめのグランプリが開催されればなおいいだろうね。西海岸でレースが行われればいいと思うよ。ロサンゼルスのあたりがいいと思う。もしアメリカでのレースがもっと増えれば、彼らもF1をもっと好きになると思うよ」