マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われるF1シンガポールGP(18日決勝)に向けて次のように意気込みを語った。
■エリック・ブーリエ「シーズン最後まで開発を続ける」
「素晴らしいマリーナ・ベイの背景、近代的なパドック施設、独特なサーキット特性、情熱的なファンが生み出す活気ある雰囲気、そうしたものが組み合わされることでシンガポールはF1カレンダーの中でも非常に壮観なレースとなる」
「シーズン終盤の最終セットとなる転戦がここから開始される。そして純粋なパワーよりもクルマのセットアップ技術がより一層求められるサーキットでのレースが増えることになる。今後何週間かイギリスからは遠く離れて過ごすことになるが、我々の開発はいまだに続けられているし、シーズンが終わりを迎えるまでパフォーマンス改善を達成するために懸命な取り組みを続けている」
「このサーキットはバンピーなアスファルトで有名だが、そこでウルトラソフトタイヤがどういう走りを見せてくれるかが興味深いものとなるだろう。今年のレースでは戦略が重要な要素となるだろう。とりわけ、セーフティカー出動の可能性が非常に高いだけにね」
「我々はモンツァ(第14戦イタリアGP)ではポイントを手にすることはできなかったが、週末を通じて有望なパフォーマンスを確認することができた。だからシンガポールGPでは我々のパッケージの実力を示す大きなチャンスがあるだろうと期待している」