エステバン・オコン(マノー)が2017年にルノーのシートを獲得する可能性がかなり高くなってきているようだと伝えられている。
契約上はメルセデスの支配下にある19歳のオコンは、今シーズン前半はルノーの控えドライバーに指名されていた。だが、参戦資金が底をついたリオ・ハリアントに代わって第13戦ベルギーGPからマノーの正ドライバーを務めている。
うわさでは、ルノーはもう間もなく2017年のドライバーラインアップを発表することになるようだと言われているが、ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』は、そのうちの1人がフランス人ドライバーのオコンになるのは間違いないだろうと報じている。
■2019年にタイトル獲得を目指すルノー
ルノーのチーム代表を務めるフレデリク・ヴァスールはその記事の中で2017年のドライバーを明確に示唆することはなかったものの、次のように語っている。
「我々としては2019年のチャンピオンが欲しいんだ」
「我々はドライバーを造り上げていきたいと思っている。それは風洞施設やよりよいエンジンのために行う投資と同じようなものだと考えているんだ」
■ルノーのドライバーはフェルスタッペンやバンドーンにも負けない
今では将来のF1を担うことになると考えられている有望な若手がどんどんF1に登場してきている。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はもちろん、来季マクラーレンのフルタイムドライバーとなることが確定しているストフェル・バンドーンも非常に力のある若手ドライバーだと期待されている。
だが、ヴァスールは、ルノーが抱えるドライバーも決してフェルスタッペンやバンドーンには引けを取らないと次のように主張した。
「エステバン(オコン)はF3で彼(フェルスタッペン)に勝っている」
「誰もがストフェル・バンドーンのことを評価しているが、彼はフォーミュラ・ルノー3.5(2013年)でケビン・マグヌッセンにわずかにおよばなかったし、(ジョリオン)パーマーもGP2(2014年)で彼に勝っているんだからね」
ルノーと移籍交渉を行っていたと報じられていたセルジオ・ペレスは来季もフォース・インディアにとどまることになると伝えられており、どうやらルノーの2017年のドライバー候補はオコン、パーマー、そしてマグヌッセンの3人に絞られたと見て間違いないようだ。