2016年F1シーズンの後半戦がスタートしたベルギーGP(第13戦)では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが自分を追い抜こうとしたキミ・ライコネン(フェラーリ)に対して危険とも見えるライン変更を行ったが、レース後に両者がお互いに相手を非難するという事態につながっていた。
そして、その1週間後に開催されたイタリアGP(第14戦)のパドックにおいてもこの件が大きな話題となっていたが、総じて18歳のフェルスタッペンは少しやり過ぎたとの意見が多かったようだ。
そんな中、日ごろから過激な物言いをすることでも知られているニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)は、フェルスタッペンは自分の攻撃性を和らげるために“精神分析医”のもとへ行くほうがいいと語っていた。
母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』の番組に登場したフェルスタッペンは、このラウダの発言について尋ねられると笑いながら次のように答えた。
「もし僕が行くのなら、全員で一緒に行ったほうがいいよ」
そのフェルスタッペンは、ライコネンが無線で自分に対する批判を語っていた件について質問を受けると、「もし僕がキミだったら、やっぱり同じことを無線で言っていただろうね」と認めている。
だが、フェルスタッペンは、こうした批判をいくら受けようとも「サーキットでの僕がそれほど変わることはないよ。僕は自分が思ったようにやるだけさ。その中には批判的に見られることもあるだろうけど、彼らがそれに慣れるべきだと僕は思うよ」と付け加えた。