メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)が、バーニー・エクレストンの後任としてF1最高責任者の職につくことになるのではないかとのうわさを否定した。
最近、現在のF1筆頭株主であるCVCがアメリカの投資家に株式を売却することが本決まりとなったと報じられているが、これにより長年F1ボスの座にあったエクレストンもその職から降りることになりそうだと伝えられている。
そして、85歳となるエクレストンも今週、ヴォルフが自分の理想的な後継者であることは「間違いない」とドイツの『Bild(ビルト)』に次のように語った。
「彼はその仕事を行う腕前を持っているよ」
だが、『Bild(ビルト)』はそのエクレストンの発言に対し、ヴォルフが次のように答えたと報じている。
「もちろん、何十年にもわたってF1を今の形にしてきた人が私を信頼してくれているというのは光栄だ」
「だが、私はメルセデスに全身全霊をつぎこんでいるし、これからもここにとどまるつもりだよ」
ヴォルフは現在メルセデスのモータースポーツ責任者であり、メルセデスAMGの実質的なチーム代表も務めている。『Bild(ビルト)』によれば、現在ヴォルフとメルセデスは2017年までの契約を結んでいるという。