F1シンガポールGP(18日決勝)からダニール・クビアト(トロロッソ)がシートを失うといううわさを、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが否定した。
クビアトの後任としてうわさになったのは、レッドブルの控えドライバーであるピエール・ガスリーだ。ガスリーは20歳のフランス人で、現在はGP2に出走している。
■テレビでの発言が発端に
F1第14戦イタリアGPの決勝前に、スペインのテレビ局『Movistar(モビスター)』に出演したガスリーは、次戦から自分が出走するとルノーの関係者から聞いたと話した。
「それが本当だといいね」
「でも、まずはヘルムート・マルコに会う必要がある」とガスリーは語った。
しかしマルコは、このうわさを全面否定した。
「今初めて耳にした」
「本当だ。すぐに彼(ガスリー)に電話する。だが、彼が愚かにもそんなことを言ったとは信じられない」
■クビアトには時間を与えるとマルコ
シーズン途中にレッドブルから姉妹チームのトロロッソに降格になったクビアトは、その後スランプに苦しんでいる。
クビアトの将来について決める前に、もっと時間を与えるべきだとマルコは話している。
「現在の問題はすべて彼のクルマにある」
「彼を責めるのはフェアではない」
「われわれは十分な情報が集まってから決断を下す」
■ガスリーもツイッターで否定
その後、ガスリーは次のようにツイートしている。
「今、はっきりさせたほうがいいと思う」
「シンガポールでダニールの代わりを務めるとは言っていない。ただ、できるだけ早くF1でチャンスをつかみたいと言っただけだ」