1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブの批判に、マックス・フェルスタッペンが反論した。
18歳のフェルスタッペンについては、F1第13戦ベルギーGPでキミ・ライコネン(フェラーリ)をブロックしたドライビングが危険だったとして批判の声が上がっている。
ビルヌーブはフェルスタッペンについて、「ちょっと落ち着け。誰かを殺すことになるぞ」と警告していた。
このコメントを聞いたフェルスタッペンは、次のように反論したとオランダのテレビ局『NOS』が伝えている。
「彼は少し言葉に気をつけるべきだね。誰かが死ぬかもしれないなんて」
「自分こそ人を殺したことがあるくせに」
フェルスタッペンが触れているのは、2001年のオーストラリアGPでの事故だ。ビルヌーブはストレートでラルフ・シューマッハに接触。大破したマシンから外れたタイヤが当たって、マーシャルが死亡した。
■競技委員長から直接警告
フェルスタッペンのドライビングについては、F1イタリアGP(4日決勝)のドライバーズミーティングで議題に上ると見られていたが、一切触れられなかったようだ。
その代わりにFIAのF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングが個別にフェルスタッペンと話をし、警告を与えた。
フェルスタッペンは次のように話したと『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙が伝えている。
「僕たちは前回のレースであったことについて少し話をした」
「メディアと一緒のときや、ミーティングでほかのドライバーと一緒のときより、チャーリーと単独で話す方がいいい」