アロンソは、2017年のルール変更でレースの「楽しさ」が得られなかった場合、引退するかもしれないと話している。
「その可能性は高い」とアロンソは『Der Spiegel(シュピーゲル)』に認めている。
「2017年末にはマクラーレン・ホンダと契約について再交渉しなければならないし、個人的な状況についても考える必要がある」
「僕も35歳だ。いまだに夢にたどり着いていなかったり、お金を稼ぐ必要があったりしたら、話は違っただろう。でも、16年間やってきたから、僕に必要なのは楽しさだけだ」
2017年からは車両規格が大きく変わり、1周あたり3~5秒のスピードアップが見込まれている。
■F1は生き残る
しかし、たとえ自分にとって楽しいものにならなかったとしても、F1は今後も生き残るだろうとアロンソは話す。
「F1が本当に危険な状況に陥ったことは一度もない。その名声やブランドはあまりにも強力だ」
「いい時代も、それほど良くない時代もあるだろう。それでも、これからも常にF1はF1だよ」
アロンソは、フェラーリを離れた決断を後悔していないと話している。
「マクラーレン・ホンダが大幅に低いレベルからスタートすることは分かっていた」
「でも、僕たちは全員、進歩しようとやる気にあふれていた」
「フェラーリでは、95パーセントからスタートして、ずっと95パーセントのままだっただろう」