マックス・フェルスタッペンのドライビングに批判が上がる中、その技術をたたえる声もドライバーからは聞こえる。
F1第13戦ベルギーGPでは、ライコネンを押し出す動きをしたり、ブレーキングゾーンで進路変更をしたりしたフェルスタッペンのドライビングに批判が出ている。
■フェルスタッペンをほめる先輩ドライバー
しかし、現チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、イタリアGP(4日決勝)を前にフェルスタッペンについて次のように話した。
「彼は速いドライバーだし、何勝もできることをすでに示している」
「それに18歳だ。僕たちもたいてい18歳の頃にはかなりバカなことをやったよ。でも同時に、桁外れに才能のあるドライバーだと思う」
ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は、批判どころかフェルスタッペンの技術をほめたたえている。
「まさに完ぺきな瞬間に動くのは芸術だよ。それが成功したなら、そいつをほめることしかできないね」
■ベルギーはOK、ハンガリーはダメとアロンソ
フェルスタッペンは、第11戦ハンガリーGPでもブレーキングゾーンで動いてライコネンをブロックし、物議を醸した。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、今回は許容範囲だったという意見だ。
「僕は、ベルギーはOKだったと思う。ハンガリーは違った」
「動いたタイミングは遅かったし、もしかするとマックスはキミの位置をちゃんと把握していなかったのかもしれない。でも、今回キミは後ろにいたから、僕は問題ないと思う」
■ドライバーズミーティングの議題に
いずれにしても、2日(金)のドライバーズミーティングで議題になることは間違いなさそうだ。
フェルスタッペンのドライビングは許容範囲を超えていたかと聞かれたニコ・ロズベルグは、こう答えている。
「そうは言っていない」
「でも、徹底的に話し合う必要がある。全員が同じ意見を共有しているわけじゃないからね」