F1引退を発表したフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は、ミハエル・シューマッハと同じ場所を引退発表の地に選んだと話している。
35歳のマッサは、F1イタリアGP(4日決勝)を前にした1日(木)に、時折涙ぐみながら今季限りでのF1引退を発表した。
ちょうど10年前には、同じモンツァ・サーキットで当時フェラーリでチームメートだったミハエル・シューマッハが引退を発表していた。
■「ミハエルは僕のキャリアを救ってくれた」
「F1引退を発表する場所にモンツァを選んだのは偶然じゃない」とマッサは語った。
当時、フェラーリはすでにキミ・ライコネンとの契約を決めており、マッサとシューマッハのどちらを残すか検討していた。
「ミハエルが引退を決意したことで、その後のシーズンもフェラーリで続けられることが僕にもはっきり分かった」
「2006年にミハエルは僕のキャリアを救ってくれた。それを僕は決して忘れない」とマッサが語ったと『Blick(ブリック)』紙が伝えている。
マッサは、すでに「数か月前」から引退を決意していたと話している。
「2017年については、ほかのどのチームとも話はしなかった。ウィリアムズとすらね」とマッサが明かしたとブラジルの『UOL』は伝えている。
■チームメートからも賛辞
マッサのチームメートであるバルテリ・ボッタスは、フィンランドのテレビ局『MTV』に次のように語っている。
「フェリペはすごくいいチームメートだ。ドライバーとして少し過小評価されているんじゃないかと思う」
「最近のレースは彼にとってちょっと難しいものだったけれど、きっと復活するよ。彼はけなすところがまったくない人だ」