レッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコが、現在レッドブルの控えドライバーを務めている20歳のピエール・ガスリーが、今週末のF1イタリアGP(4日決勝)でF1デビューを飾るのではないかとのうわさを否定した。
昨シーズン終盤からレッドブルの控えドライバーを務めているガスリーは、今シーズンはF1の下位カテゴリーであるGP2シリーズに参戦している。だが、シーズン前半はあまりよい成績を収めることができていなかった。
だが、シーズンが中盤を迎えたシルバーストン、ハンガリー、そして先週末のスパ・フランコルシャンでは優勝を飾り、一気にランキングトップへと駆け上ってきている。
マルコはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にほほ笑みながら次のように語った。
「ガスリーはシルバーストンで事故を起こして以来、勝っているよ」
マルコが言及した事故とは、GP2のレース中に起きたものではなく、普通の乗用車で一般道を走行中に起きたものだという。
今週に入って、現在成績不振に陥っているダニール・クビアトに代わって今週末のモンツァでガスリーがトロロッソからF1デビューを果たすのではないかといううわさがささやかれるようになっている。
質問がそのことに移ると、マルコは真顔で次のように答えた。
「それ(うわさ)は、まったくもってナンセンスだ」