フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、もしこのまま目標に見合う成績を残し始めることができなければ、チームの誰もがその責任を負うことになる可能性があると主張した。
■タイトル獲得を目標に掲げたフェラーリだったが・・・
名門F1チームのフェラーリだが、ドライバーズタイトル獲得は2007年のキミ・ライコネンが最後であり、コンストラクターズタイトルからも2008年を最後に遠ざかっている。
2014年シーズン後半に前会長ルカ・ディ・モンテゼモーロに代わって現職についたマルキオンネは、今年こそはF1タイトルを獲得するという目標を掲げていた。
だが、ここまでのところフェラーリは1勝もあげることができず、メルセデスAMGとの差を縮めるどころか、最近では4レース連続で表彰台を逃すという結果に終わっており、レッドブルにも追い抜かれてランキングも3番手に落ちてしまっている。
■自分も含め、結果が伴わなければチームには残れない
最近、技術トップであったジェームス・アリソンが離脱したフェラーリだが、マルキオンネはその後のスタッフ強化が「影響を及ぼしつつある」と示唆している。
しかし、マルキオンネはイタリアの『La Stampa(スタンパ)』紙に次のように語った。
「差を縮めるための誓約がある」
『La Stampa(スタンパ)』には、その誓約とは、もし結果を出せなければフェラーリにいる誰もがチームを去らなくてはならないというものであり、それは「私自身も含め、全員に対して適用されるものだ」とマルキオンネが説明したと記されている。
「我々には自分たちで掲げた目標を達成する義務があるんだ」とマルキオンネは付け加えている。