汗ばむコンディションの中でスーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ決勝レースが行われ、予選で自身初のポールポジションを獲得したルーキーNo.20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が見事なスタートを決め、初優勝を飾った。No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が今季初の2位表彰台を獲得、No.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)はスタートで出遅れたものの3位表彰台を獲得した。
■星野イズム継承者、初優勝
最高のスタートを決めた関口は一度も首位を譲り渡すことなく、終盤に入ると若干ペースダウンしてタイヤやブレーキを労わる余裕を見せながら初優勝を決めた。国内最高峰シリーズへのデビューからわずか4戦目にして自身初優勝を飾った。星野イズムを継承する男がまた一人、誕生した瞬間だ。
■バンドーンはホンダ勢で最上位
2位には、ロッテラー。3位に石浦と続いた。4位はNo.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、5位はNo.3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)と、上位5位まではトヨタエンジンとなり、ホンダエンジンのトップは6位のNo.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。7位のNo.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、8位のNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)もポイントを獲得している。
9位のNo.8 小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)はノーポイントに終わっている。
■ポイントランキングでも関口がトップへ
関口がPPと優勝の11ポイントを加えて、ポイントランキングでもトップに躍り出た。僅差でロッテラー、石浦、国本、山本と続いており、チャンピオンシップ争いは激しい戦いとなりそうだ。