F1筆頭株主であるCVCがついにF1株式の売却に動くようだ。ビジネス通信社『Bloomberg(ブルームバーグ)』が伝えている。
その記事には、ロンドンに拠点を置くCVCが「恐らく数週間のうちに(F1への)投資から手を引くようだ」と書かれている。
『Bloomberg(ブルームバーグ)』によれば、CVCは100億ドル(約1兆円)にもおよぶ価格でF1株式を売却するために世界最大級の投資銀行として知られるゴールドマン・サックスに協力を仰いだという。
CVCは今回の株式売却で得た巨額の利益を預金する方向で動いていると見られている。だが、多くのF1関係者がCVCは筆頭株主としてF1にとって有益な活動を行ってこなかったと主張している。
しかし、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、CVCがF1にかかわろうとした動機は「かなり先行投資的」なものだったと次のように語った。
「彼らは会社を買収し、それを売却することで利益を得るのが仕事なんだ」
「私は現在の状況には満足しているよ」
そう語った85歳のエクレストンは、F1は「私のやりかたで成功している」と付け加えると、次のように締めくくった。
「彼ら(CVC)が今後どういうふうに続けるのか様子を見ようじゃないか」