F1第12戦ドイツGPで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは最終ラップにあやうく順位を落とすところだった。
F1公式サイトが公開したオンボード映像には、フィニッシュラインを横切ったベッテルがスローダウンし、1コーナーでコース外を走行している様子が映っている。こうしてタイヤかすを拾うのは、車重を増やすためにレース後にどのドライバーも行う行為だ。
しかし問題は、ベッテルがこれを1周早く行ってしまったことだった。まだレースは1周残っていたのだ。
この間にベッテルは周回遅れ2台に抜かれており、その直後に再びスピードアップしたのが映像で見て取れる。この周のベッテルのラップタイムは、前の周より7秒以上遅かった。
ベッテルの後ろはチームメートのキミ・ライコネンで、約11秒後方にいたため、ベッテルは順位を失うことなく5位でレースを終えている。
●【動画】最終ラップでスローダウンしたベッテルのオンボード映像/F1ドイツGP(0:25)[F1.comへ]