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F1後半戦をマノーで戦うのはハリアント?バンドーン?オコン?

2016年08月03日(水)16:47 pm

先週末のF1ドイツGP(第12戦)でF1は2016年シーズン前半戦を終えたことになる。約1か月弱の夏休みに入ったF1だが、現在唯一のアジア人F1ドライバーであるリオ・ハリアントがシーズン前半限りでシートを失うことになるのはほぼ確実だと見られている。

インドネシア政府の後援によりマノーのシートを獲得したハリアントだったが、その資金も前半戦分までしか用意できず、本来であれば第11戦ハンガリーGPへの出走までしか保証されていなかったと報じられている。

先週末にホッケンハイムで行われた前半戦最後のレースには出走できたハリアントだが、このままF1から姿を消すことになる可能性が極めて高い状況だ。

■少ないチャンスにかけるハリアント

だが、ハリアントとその関係者は、シーズン後半戦にも出走すべく、現在も懸命にスポンサー探しを続けているという。

ハリアントは地元インドネシアの『Jakarta Globe(ジャカルタ・グローブ)』に次のように語った。

「夏休みは休息をとるのには絶好の機会だけど、僕はリラックスすることなどできないよ。僕の(マネジメント)チームがシーズン後半にも出走できるように懸命に取り組んでいるところだからね」

■バンドーンは候補からはずれたとの報道

うわさでは今季日本のスーパーフォーミュラに参戦しているストフェル・バンドーンが有力なハリアント後任候補だとも言われている。バンドーンはマクラーレンの所属ドライバーであり、今季は控えドライバーとして負傷したフェルナンド・アロンソに代わって第2戦バーレーンGPに出走。見事にポイントを獲得した実績も持っている。

だが、スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、マクラーレンはバンドーンがマノーのシートを確保するために必要な資金提供を行わないと決めたと報じている。

■本命はメルセデス所属のオコンか

一方、フランスの『L’Equipe(レキップ)』を含む複数のメディアが、ハリアントに代わってシーズン後半からマノーのコックピットに収まる可能性が最も高いのはフランス人ドライバーのエステバン・オコンだろうと書いている。

19歳のオコンは本来メルセデス所属のドライバーであり、現在はレンタルという形でルノーの控えドライバーを務めている。メルセデスではすでに自分たちの支配下にあるパスカル・ウェーレインに経験を積ませるために今季マノーに送り込んでいるわけだが、シーズン後半にはマノーのドライバーが2人ともメルセデス所属ドライバーということになる可能性もありそうだ。

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