F1ドイツGP(31日決勝)を前に、フェラーリは技術トップの離脱を発表したばかりだが、ほかのエンジニアも相次いでチームを去るのではないかという見方もある。
■後任人事は暫定的なものか
ジェームス・アリソンに変わってフェラーリのテクニカルディレクターに就任したのは、エンジン部門の責任者だったマッティア・ビノットだ。そこから、この人事は暫定的なものではないかと見られている。
フェラーリなどでエンジニアとして働き、現在はフィンランドのテレビ局『MTV』で解説を務めるオッシ・オイカリネンは、次のように話している。
「ビノットは優秀で経験ある人物だが、フェラーリにとって第一の選択肢でなかったのは確かだ」
「だからこれは緊急措置で、一時的な方策だというのが私の見方だ」
■アリソン以外にも離脱者が出る?
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は、フェラーリを去るエンジニアはアリソンだけではないかもしれないと書いている。
「アリソンが2013年にロータスから一緒に連れてきたエンジニアも去ることになるかもしれない」
「あわただしい動きを見ると、この危機から脱する明確な計画がフェラーリにあるようには感じられない」
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