マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、自分が2018年以降もF1を続けるかどうかは、来年のクルマやルールによるところが大きくなるだろうと語った。
■今季中の表彰台は無理
今週、かつてマクラーレンで長期にわたってコーディネーターを務めていたジョー・ラミレスが、近いうちにマクラーレン・ホンダが表彰台に上る可能性もあるだろうと示唆したことが報じられた。
だが、アロンソは母国スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に次のように語った。
「普通の状態では、僕たちにはまだ表彰台は無理だね」
「来年にはもっと改善できることを期待しているけれど、これはF1だし、どうなるかなんて分からないよ」
■大切なのはF1が面白いかどうか
だが、アロンソは、仮に来年もまだ勝利やタイトルを手にするところにまで行かなかったとしても、そのことでF1からリタイアすると決めることにはならないと次のように続けた。
「僕がF1を続けるかどうかは、クルマのパフォーマンスによって決めるわけではないよ」
「最近の2年間は困難な状況が続いているけれど、僕自身はかなり楽しめているんだ。そして、もし来年のクルマが以前のように運転していて楽しいものになれば、続けていくことに何の問題はないさ」
「今のクルマは以前よりも遅くなっているし、ドライバーの本能を満たすことができない感触しか与えてくれていない。だから、僕が続けるかどうかは来年のルールのほうにかかっているね」
■来年も今年と同じようなルールなら引退も
そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「もし(タイヤや燃料を)セーブすることが重要なまま変わらないとすれば、そのときは僕も考えるしかなくなるよ」