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【マクラーレン・ホンダ】2017年の目標はF1タイトル獲得だとアロンソ

2016年07月20日(水)18:59 pm

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、2017年の目標はF1タイトルを獲得することだと明言した。

昨年、23年ぶりに復活した伝説的F1コンストラクターであるマクラーレン・ホンダだが、その初年度は悲惨とも言える結果に終わっていた。昨年はパフォーマンスと信頼性の両面で大きく後れをとってしまったホンダだが、今年はかなりの改善を果たしたのは確かだ。

■改善すべきことがまだたくさんある

だが、アロンソは、優勝争いができる位置にまで返り咲くためには、チームとしてやるべきこともまだ多いとイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。

「トップに返り咲くことができるようにするには、改善しなくてはならないことがたくさんある」

「パワーユニットや空力のことは別にしても、レース週末にはまだ細かいミスがたくさん起きているからね」

■来年はパフォーマンスも大きく改善するはず

5年間所属したフェラーリを離脱し、2015年からマクラーレン・ホンダのプロジェクトに加わったアロンソだが、実際のところもう少し早く進歩が見られることを期待していたと認めつつも次のように付け加えている。

「最初から簡単に行くはずはないと分かっていたんだ。パワーユニットのパフォーマンスに関してはすごく低い位置からのスタートとなった。だけど、準備に関しては非常に短い期間の中で多くのことが達成されていたよ」

確かに、アロンソも今季のマクラーレン・ホンダの改善度合いはほかのチームよりもいいと認めている。そして、今度はパフォーマンスもさらに大きな進歩を見せるはずだと次のように主張した。

「来年にはそれ(パフォーマンス)を手にすることができるよ」

■ホンダの組織改編が改善のカギだった

アロンソはさらに、今季の改善に向けてカギとなったのが、ホンダが新井康久に代えて長谷川祐介を新責任者に据えるなど、組織の見直しを行ったことだったと次のように続けた。

「言ってみれば、新しい組織体制によって早い進歩がもたらされたんだ」

「新しいボス(長谷川)はレースの世界から直接やってきたし、かつて彼はエンジニアだった。そして新しい発想や新しい指針に対しても柔軟だよ」

「いろんなことが改善された。だけど、計画していた目標に到達するには少なくとも8か月は遅れていることも分かっている」

そう語ったアロンソは、来季の目標について次のように付け加えた。

■2017年はF1タイトル獲得を目標に掲げる

「来年はF1タイトルを取りたいと思っている。今の僕たちの位置を考えれば変に聞こえるかもしれないね。だけど、それが目標だよ」

今シーズン後半からは、現在フォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者を務めているヨースト・カピートがチームの新CEOとして着任することになっている。

来季に向け、カピートがどういうチーム作りをしていくかにも興味が持たれることになりそうだ。

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