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モンツァがF1イタリアGPを失うわけにはいかないとロンバルディア州副知事

2016年07月19日(火)19:12 pm

イタリアのロンバルディア州副知事が、モンツァが今後もF1イタリアGPを開催継続するチャンスは残されていると主張した。

■イタリアのF1喪失を示唆したエクレストン

今週、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、今年で開催契約が切れるモンツァには「政治的な問題」があって契約更新が難しい状況となっていると語り、その代替地としてかつてサンマリノGPを開催していたイモラとの交渉を行っているものの、それがうまくいかなかったときには「イタリアでのF1にはさようならを言うしかなくなるだろう」と付け加えたと報じられた。

だが、これに対し、イタリア自動車クラブ(Aci)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長は、エクレストンが言う政治的問題はすでに解決されていると反論していた。

■モンツァに政治的問題はないとロンバルディア州

そして、こうした報道を受け、モンツァを統括するロンバルディア州の副知事を務めるファブリツィオ・サラが、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「エクレストンがモンツァのグランプリの障害が政治的なものだと語ったことは残念だ」

「当地方ではすでに自分たちの役目は果たしており、5月末には契約締結のために必要とされる年間500万ユーロ(現在のレートで約5億8,700万円)の拠出を決めていた」

「我々はAci会長のスティッキ・ダミアーニが政治的問題など存在しないと明言し、翌週にはFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/エクレストン率いるF1商業権管理会社)に対して確実な申し出を行うことを明らかにしたことをよろこばしく思っている」

■モンツァがイタリアGPを失うわけにはいかない

そう述べたサラは、次のように付け加えた。

「すぐに合意に至ることを願っている。モンツァでのイタリアGPは我々の伝統の一部であり、それを失うわけにはいかないからね」

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