現在唯一のアジア人F1ドライバーであるリオ・ハリアントが、来週末のF1ハンガリーGP(24日決勝)でシートを失うかもしれない。
これまで、今年マノーからF1デビューを飾ったインドネシア人ドライバーのハリアントが今シーズン最後までチームにとどまることができるかどうかに関してさまざまな報道が行われていた。
だが、現在のハリアントとマノーの契約は前半の11レースだけのものとなっており、今後状況が進展しなければ、来週末のレースがハリアントにとって最後のレースとなる可能性が高くなってきているようだ。
ハリアントのマネジャーを務めるピアース・ハニセットは今週、地元の『Jakarta Globe(ジャカルタ・グローブ)』に対し次のように語った。
「我々がマノーと最初に交わした契約は11レースとなっているため、その後どうなるかは分からない」
「我々は今もリオの財政的問題の解決に向けて懸命にスポンサーを探しているところだ。だが、まだ何も決まっていない」
『Jakarta Globe(ジャカルタ・グローブ)』によれば、ハリアントが第12戦ドイツGP(31日決勝)以降の残り10レースに出走するためには、700万ユーロ(約8億3,000万円)を用意する必要があるという。
「チームはリオのパフォーマンスにはすごく満足してくれているし、誰もがリオがインドネシアに誇りをもたらしてF1にとどまれることを、そして2017年もF1にいられることを望んでいる」とハニセットは付け加えている。