パスカル・ウェーレイン(マノー)が、2017年にはトップチームへ移籍したいとの思いを語った。
メルセデス所属ドライバーであり、2015年にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で史上最年少チャンピオンに輝いたウェーレインは、今年からメルセデスパワーユニットを搭載することになったマノーでF1デビューを飾った。
■マノーにいたら難しいことが分かってきた
数日前には2017年もマノーでレースができればうれしいと思うと語っていたウェーレインだが、12日(火)にシルバーストンで2014年型メルセデスF1カーによるピレリタイヤのテスト走行を行った後で母国ドイツの『DPA通信』に次のように語った。
「なによりもまず、これは大きなチャンスだし、もちろん僕はこれを生かす必要がある」
「だけど、問題は、マノーでは難しいということがだんだん分かってきたことだよ」
■オーストリアでの10位が貴重な成果
そう語った21歳のウェーレインは、マノーに今季初ポイントをもたらす10位入賞を果たしたF1オーストリアGP(第9戦)に言及しながら次のように続けた。
「オーストリアでの週末を加えなければ、とりたててハイライトになるようなものもなかった。一方で、仮にオーストリアが悪い結果に終わっていたら、今年は僕が注目を集めるチャンスはなかったと思うんだ」
「だから、僕にとってはあれが重要な週末だったね」