FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が、現在のF1には大きな問題などなく、現状に満足していると語った。
かつてフェラーリのチーム代表を務めていたことでも知られるトッドは、イタリアの『Radio Uno(ラジオ・ウノ)』に対し、現在務めているFIA会長という職務は「挑戦しがいがあり面白い」と語るとともに、F1に関して常に批判があることに対しては、「あまり理解できない」と次のように続けた。
「F1はいい状態にある。だが、常にもっとよくしていくことができる。来年はいくつか興味深いルール変更が行われるが、すでに今年も選手権争いが繰り広げられている」
「現在は圧倒的な強さを誇るチームがある。メルセデスAMGだ。だが、ほかのチームも改善に努めなくてはならない。F1の歴史においては、これまでも常に一時期において圧倒的な強さを示すチームが存在してきていた」
そう述べたトッドは、次のように付け加えた。
「新エンジンに関してはメルセデスがほかよりもいい仕事をしてきた。だが今ではいくつかのチームが進歩を見せており、復活が有望視されているよ」