マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、シルバーストン・サーキットで行われたF1イギリスGP決勝を終え、次のようにコメントした。
●【正式結果】F1イギリスGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■エリック・ブーリエ「コースオフさえなければアロンソはポイントを取れていた」
「もちろん、我々のホームグランプリで12位と13位という結果には満足できない」
「とは言うものの、私はジェンソン(バトン)とフェルナンド(アロンソ)に“よくやった”と言いたい。2人とも非常に難しいコンディションにもかかわらず、見事にそれに対応してみせた。とりわけ、レース序盤にはね。あのときはアクアプレーニングが起きて非常に危険だった」
「彼らは決してあきらめなかったし、最後まで攻め続けていた。実際のところ、もしフェルナンドがフェリペ(マッサ/ウィリアムズ)と戦っているときにコースオフしなければ、彼はポイントを獲得できていただろう」
「同時に、私はホンダにも賛辞を送りたい。彼らのパワーユニットは週末を通じて時計仕掛けのように正確に機能していたよ」
「次はハンガロリンク(ハンガリーGP/24日決勝)だ。曲がりくねったあのサーキットの特性は今週末のシルバーストンよりも我々のクルマのパフォーマンス発揮には合っているはずだからね」
「大事なことを言い忘れていたが、最後にマクラーレン・ホンダ全員を代表してシルバーストンの観客たちにお礼を述べたい。世界でも最高のレースファンだよ。序盤の土砂降りにも文句を言うことなく勇敢に立ち向かい、地元ドライバーの勝利に大声援を送っていた。彼らが喝采(かっさい)していたのがマクラーレン・ホンダの勝利ではなかったことだけが残念だったが、間違いなく我々の時代もやってくるよ」