マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対する評価がさらに高まっている。
史上最年少でF1にデビューした18歳のフェルスタッペンは、今シーズン途中にトロロッソからレッドブルに移籍すると、初戦でいきなり優勝した。
その後も予選ではチームメートのダニエル・リカルドの後じんを拝していたフェルスタッペンだが、F1イギリスGP(10日決勝)では初めてリカルドを破って予選3番手を獲得した。
リカルドは予選後に「最低だ」と悔しさを吐露している。
「チームメートに敗れるのはいつだってきついものだよ」
■仕事が波に乗ってきたフェルスタッペン
フェルスタッペンの父親で元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、「彼は以前よりクルマを探求できるようになってきたのだと思う」とブラジルの『Globo(グローボ)』に語っている。
また、レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンも、「マックスはエンジニアとうまく仕事ができるようになってきた」と話している。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーも次のように説明している。
「マックスが予選アタックに関して以前より自信を深めているのが見て取れる。エンジニアとの仕事も波に乗り、クルマの力をより引き出せるようになった」
■F1チャンピオンからも称賛の嵐
3度のF1王者であるジャッキー・スチュワートは、イギリスGPの前に、「長年F1に現れたドライバーの中でも最高のドライバー」だとフェルスタッペンを絶賛していた。
1996年のチャンピオンであるデイモン・ヒルも次のように語る。
「一番驚くのは、彼の自信だ。あれほど若く経験が少ないのにね」
「F1で何年もの間トップに立つ姿を見ることになるだろう」