マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダに加わった決断が正しかったと実感している。
マクラーレンは、開発トークンを2使用して改良を施したホンダエンジンでF1イギリスGP(10日決勝)に臨んでいる。
予選ではアロンソがQ3に進出し、9番手を獲得した。予選後、アロンソはスペインのメディアに次のように語っている。
「予選は常にほかより難しい。僕たちにはメルセデスAMGの“魔法のボタン”(予選用エンジンマップ)がないからね」
「それでも僕たちは1台がQ3に進出した。去年は3、4秒くらい離れていたんだから、満足していいと思う」
「もちろん僕たちは勝ちたい。でも、今のところそれができるのはメルセデスAMGの2人だけだ。ほかは全員ただ見ているだけ。少し近い者も離れている者もいるけれど、進歩はお粗末なものだ。だから、着実に伸びているこのプロジェクトのほうがいいよ」
「今後のレースや、特に来年は、メルセデスAMGと戦えるようになるといいね」
■ハンガリーGPに新空力パッケージを予定
ホンダの新しいエンジンだけでなく、改良されたフロントウイングも後押しになったとアロンソは話す。また、「新しい空力パッケージ」がハンガリーGP(7月24日)に予定されていることも明らかにした。
「選手権後半戦の目標は、来年のマシンのために可能な限りすべてを学ぶことだ」
「だから満足感があるよ。特に去年のくやしさを経験したあとだからね。去年はフィニッシュするので精一杯で、天に祈る気持ちだったし、毎回のようにペナルティーを受けた。今年も走行しながら学んでいるけれど、少なくとも楽しい形で学んでいるんだ」