メルセデスAMG「最後の最後までシビレる展開に」／F1イギリスGP2日目
シルバーストン・サーキットで開催中の2016年F1第10戦イギリスGP2日目、予選を終えたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、次のようにコメントした。
【結果】F1イギリスGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
■ルイス・ハミルトン「ファンの皆に、心から感謝のことばを」
フリー3／1番手
予選／ポールポジション
「まず第一に、今週末僕らを応援しに駆けつけてくれた素晴らしいファンの皆に、心から感謝のことばを述べたい。木曜日から今日に至るまで、これほど大勢の観客に囲まれたことはかつてなかったと思う。彼らのエネルギーがまるで波のように寄せてきて、クラクラするぐらいだ。皆さん、ほんとうにありがとう」
「今日の予選は、順調に行ったとは言えない。確かに速さは最後まで衰えなかった。しかし、Q3で最初にアタックした際、走行ラインが膨らんでしまってタイムを抹消されたんだ。縁石を踏んだら、思い切りマシンを外方向に持って行かれた。まさか外に膨らむとは思いもよらなかった。クルマがボトムアウト（床板が路面に打ち付けられるほどサスペンションが縮むこと）し、その弾みで越えてはならない外側のラインを越えてしまったんだ。残された走行はあと1回。プレッシャーがかかったよ。ガレージで待機していたとき、こう思ったんだ。『みんなをガッカリさせちゃいけない』。2回目のアタックは、あまり良い感触だったと言えないが、絶対に1周を走り切ろうと少しだけ用心した。それが叶って嬉しい。今週末、こうしてマシンの性能を発揮できるのはチームのおかげだ。彼らの努力にも感謝している」
「ファンの皆からは、十二分にモチベーションをもらっている。明日は、例によって厳しいレースになるだろう。今夜は最後の仕上げをキッチリやって、明日の朝にはタイヤや戦略などをしっかり把握しておく。金曜日のフリー走行で、長距離走のペースは良かった。決勝に向けてクルマのバランスは良好だと思う。ぜひまた明日、皆さんとお会いしましょう！」
■ニコ・ロズベルグ「全力で優勝に向けて突き進む」
フリー3／2番手
予選／2番手
「チームは素晴らしいマシンを用意してくれた。運転が楽しいのなんの。高速コーナーを駆け抜ける感じは、もうたまらない。まるでレールの上に乗っているように走るんだ。ドライバーとして、こんなありがたいことはない。チームの皆に心からお礼を言うよ」
「今日は主役をルイス（ハミルトン）に奪われちゃったな。おめでとう、ルイス。見ごとな走りだった」
「でも、あくまで明日が本番さ。ルイスと僕ですごいバトルになるだろう。はっきり白黒つけようじゃないか。スタートに多少のチャンスがあるかもしれないし、タイヤの性能低下が作戦にどう影響するかも分からない。さいきん僕のスタートは冴えている。今回も期待しているよ。いつものように全力で優勝に向けて突き進むつもりだ」
