F1公式サイトがF1イギリスGPのオーバーテイクベスト5を紹介している。
■1987年ナイジェル・マンセル vs ネルソン・ピケ
ウィリアムズ・ホンダのチームメイトバトルだ。後ろのマンセルが一瞬画面右側(アウト側)にマシンを振り、前のパトレーゼがアウト側をブロックすると、マンセルはすかさずイン側にマシンを振り、サイドバイサイドで抜き去った。
■2003年ルーベンス・バリチェロ vs キミ・ライコネン
前を行くキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)にフェラーリのルーベンス・バリチェロが襲いかかりアウト側からオーバーテイク。
■2011年ジェンソン・バトン vs フェリペ・マッサ
前はフェラーリのマッサ、後ろからスリップストリームに入ったジェンソン・バトン(マクラーレン・メルセデス)がアウト側からオーバーテイク。と思われたが、マッサも譲らずサイドバイサイドのまま次のコーナーへ。イン側にいたバトンがギリギリのブレーキングで白煙を上げながらオーバーテイクした。
■2012年マーク・ウェバー vs フェルナンド・アロンソ
前はフェラーリのフェルナンド・アロンソ、後ろからスリップストリームに入ったのはスペシャルカラーリングを施したレッドブルのマーク・ウェバーだ。
アロンソはイン側を守りながらギリギリのブレーキングでわずかに白煙を上げまがら抵抗するが、ウェバーはアウト側から完全にオーバーテイクした。
■2014年セバスチャン・ベッテル vs フェルナンド・アロンソ
先ほどのウェバーと同じ場所で、アウト側からベッテルがアロンソに襲いかかった。しかしアロンソも譲らず阻止した。しかし戦いはまだ終わっていなかった。諦めないベッテルはアロンソに食らいつき、アロンソも1台分空けている。ホームストレートで横並びになりながら、小刻みに左右に振りながらお互いを牽制。最後はアウト側のアロンソがブレーキングで引いて、ベッテルに軍配が上がった。チャンピオン同士のクリーンでエキサイティングな見応えあるバトルだ。
●【動画はこちら】Five of the best Silverstone overtakes(1:55)[F1.comへ]