ホンダは、F1イギリスGP(10日決勝)に改良型エンジンを持ち込んだ。
F1公式サイトによると、投入された新しいエンジンは吸気システムが改良されているという。ホンダはパワーユニットの開発トークンを2使用し、今シーズン中にホンダが使えるトークンは残り10となった。
今回の改良によって、第7戦カナダGPから使用している新ターボチャージャーで失われた分のパワーを補え、パワーユニット全体の効率がさらに上がると記事は伝える。
ホンダはエネルギー回生システムの効率アップに優先的に取り組んできたが、そこでの遅れを取り戻したため、開発の重点を内燃機関、つまりV6エンジンに移している。
吸気システムの改良は、今後予定されている改良の第一弾だとF1公式サイトの記事は伝えている。
■アロンソも新エンジンに期待
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、イギリスGPが行われているシルバーストン・サーキットで次のように話した。
「回生エネルギーについては、僕たちはすでにトップのメーカーと対等だ」
「V6エンジンのほうは、まだかなり後れを取っているから、ここでは主にエンジンによってパフォーマンスを改善できると期待している」
「理論的にパワーが少し増える。それは常に歓迎だ。どうなるかはコースに出れば分かるよ」