2017年から導入が予定されている幅広F1タイヤに関し、その初の実走テスト日程が決定されたようだ。
■初テストはフェラーリが8月2日に担当
ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』が報じたところによれば、2017年に導入が予定されている新F1タイヤの初テストが、8月2日(火)にフェラーリが所有するフィオラノ・サーキットで開催されることが決まったという。
ピレリのレーシングマネジャーを務めるマリオ・イゾラは『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語っている。
「我々はフェラーリ、レッドブル、メルセデスAMGと、改良を加えた旧型車でテストを行うことで合意した」
「旧型車を用いることで、ほかのチームもこれらのチームが競争力の面で有利になるとは考えないだろう。我々はこの3チームで順番に(テストを)行う予定をしているがテストの日程を決めるのは簡単なことではないよ」
「(年間21レース開催により)これまでで最長の選手権を戦っているところだし、いつ(テストを)行うかについては慎重に検討しなくてはならない」
■以降はフェラーリ、レッドブル、メルセデスAMGが交代実施
『Speedweek(スピードウィーク)』によれば、合計24日にわたって行われるテストはフェラーリ、レッドブル、メルセデスAMGがそれぞれ公平に8日ずつを担当することになっているという。そして、初日となる8月2日にはフェラーリが新幅広タイヤ装着が可能となるよう改良を施した2015年型車を用いてフィオラノでテストを行うことになる。
ピレリでは、テストを行うに当たって実際にレースに出ているドライバーが走行を担当することを望んでいる。だが、初日となる8月2日はすでにF1が夏休みに入っていることもあり、セバスチャン・ベッテルあるいはキミ・ライコネンがそのテストに参加することになるかどうかはまだ不明な状態だ。
とりわけ、最近の報道によれば、ライコネンは8月初旬に結婚式をあげる予定にしているとも伝えられており、テストへの参加は難しいだろうと考えられている。